メディアの映す「かわいい女性」像

スプツニコさんの著書より

 

日本のメディアの映す「かわいい女性」像にも違和感を感じていた。アイドルもモテる女性も、ウルトラ画一的。恋愛は誰か一人に好かれればいいものなのに、100人に好かれようとする。

 


大量生産されるかわいいお人形みたいに、似たようなしぐさと言動をする。似たようなモテを目指して、ファッション、似たような髪、山積みになったお人形の一人になって、

 

「私を選んでー」


と叫んでも、似たようなお人形の中から選ぶとなると「この子じゃなきゃいけない」とはなりにくい。他に同じようにかわいい子がいたら、すぐさま、取って代わられてしまう。自分の他にはいないような女性になれば、一度好きになってもらったら、代わりはいない存在になれるはずなのに!
 

 

 

はみだす力 (宝島SUGOI文庫)

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